趣旨判定（就職活動に関する文章）- 問題100

問題

次の文章を読み、設問1つ1つについてA・B・Cのいづれに当てはまるか答えなさい。

【面接で発揮すべき「真の力」とは何か】
　就職活動において、多くの学生が「力」について語る。「私の強みは〇〇力です」「△△力を身につけました」といった具合に、様々な能力をアピールしようとする。しかし、面接官が本当に見ているのは、単なる能力の羅列ではない。
　私が人事として数百人の学生と面接を重ねる中で気づいたのは、本当に評価される学生は「困難に立ち向かう力」を持っているということだ。例えば、あるアルバイト先でトラブルが発生した際、責任を他人に押し付けるのではなく、自分なりに解決策を考え、行動に移した経験を語る学生がいた。その学生は特別な資格も持たず、成績も平凡だったが、問題解決への姿勢に強い印象を受けた。
　一方で、表面的な「力」ばかりを強調する学生もいる。「コミュニケーション力があります」と言いながら、面接中に相手の話を聞かずに一方的に話し続ける学生や、「リーダーシップ力」を主張しながら、チームでの具体的な貢献について曖昧な答えしかできない学生である。
　真に企業が求める力とは、困難な状況でも諦めずに向き合い、自分なりの解決策を見つけ出そうとする「本質的な問題解決力」なのである。資格や技能も大切だが、それ以上に重要なのは、壁にぶつかった時に逃げずに立ち向かう精神的な強さである。

A. 筆者が一番訴えたいこと（趣旨）が述べられている。
B. 本文に書かれているが、一番訴えたいことではない。
C. この本文とは関係ないことが書かれている。

設問

1. 企業が真に求める力とは、困難な状況でも諦めずに向き合い、自分なりの解決策を見つけ出そうとする本質的な問題解決力である。

2. 面接官として数百人の学生と面接を重ねる中で、アルバイト先でのトラブル解決経験を語る学生に強い印象を受けた。

3. 表面的な力ばかりを強調する学生は、面接中に相手の話を聞かずに一方的に話し続ける傾向がある。

4. 就職活動においては、TOEIC高得点や簿記検定などの資格取得が最も重要な評価基準である。

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編集者Yuka

2021年7月に入社し、CareerMineをはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。『玉手箱対策問題集』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行ってる。また自身もライターとして記事執筆も担当。

監修者gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。

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