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趣旨判定(就職活動に関する文章)- 問題86

問題

次の文章を読み、設問1つ1つについてA・B・Cのいづれに当てはまるか答えなさい。

【就職活動を終えるその瞬間まで】
 就職活動を終えるその瞬間は、多くの学生にとって人生の大きな節目である。私は昨年の春、第一志望の企業から内定をいただき、長い就活の戦いに終止符を打った。その時の安堵感と達成感は、今でも鮮明に覚えている。しかし、振り返ってみると、就活を終えることの本当の意味は、単に内定を得ることではなかったと感じている。
 就職活動の過程で、私は数え切れないほどの失敗を経験した。面接で緊張して言葉が出なかった日、エントリーシートで不合格になった夜、グループディスカッションで自分の意見を言えなかった悔しさ。これらの経験は当時は辛いものだったが、今思えばすべてが自分を成長させてくれた貴重な学びだった。就活を終えることで得られるのは内定だけでなく、自分自身と向き合い続けた結果としての人間的な成長である。
 また、就活を通じて多くの人との出会いがあった。同じ目標に向かって頑張る仲間たち、親身になってアドバイスをくれた先輩方、時には厳しい質問を投げかけてくれた面接官の方々。これらの人とのつながりは、就活を終えた後も私の財産となっている。就職活動は孤独な戦いのように感じることもあるが、実際には多くの人に支えられながら進んでいく共同作業なのだと実感した。
 就職活動を終えることは、ゴールではなく新たなスタートラインに立つことである。内定を得て安心するのではなく、そこから本当の挑戦が始まる。就活で培った粘り強さや自己分析力、コミュニケーション能力は、これから社会人として働く上で必ず活かされるはずだ。就活を終える瞬間は確かに特別だが、その先にある長いキャリアを見据えて、常に成長し続ける姿勢を持つことこそが最も重要なのである。
  • A. 筆者が一番訴えたいこと(趣旨)が述べられている。
  • B. 本文に書かれているが、一番訴えたいことではない。
  • C. この本文とは関係ないことが書かれている。

設問

1. 就職活動を終えることは、ゴールではなく新たなスタートラインに立つことである。
2. 就職活動の過程で面接やエントリーシートなどの失敗経験が自分を成長させてくれた。
3. 就職活動を通じて同じ目標に向かって頑張る仲間たちとの出会いがあった。
4. 企業研究では業界の将来性を重視して志望企業を選定することが重要である。
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author-icon編集者Yuka
2021年7月に入社し、CareerMineをはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。 以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。 『玉手箱対策問題集』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行ってる。また自身もライターとして記事執筆も担当。
author-icon監修者gen
1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。 現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。 また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。
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