趣旨判定（就職活動に関する文章）- 問題92

問題

次の文章を読み、設問1つ1つについてA・B・Cのいづれに当てはまるか答えなさい。

【知識だけでは通用しない時代の面接対策】
　就職活動において、多くの学生が「知識量」を武器にしようとする。確かに業界研究や企業分析は重要だが、面接官が本当に見ているのは知識の量ではない。私自身、学生時代は業界の動向や企業の歴史を暗記し、面接で披露することに力を注いでいた。しかし、ある面接で「その知識をどう活かすつもりですか」と問われ、答えに詰まった経験がある。
　現在の採用現場では、知識を実践にどう結びつけるかという「知恵」が重視されている。例えば、IT業界の最新技術について語るだけでなく、その技術を使って顧客の課題をどう解決するかを考えられる人材が求められる。知識は道具に過ぎず、それをどう使うかという思考力や応用力こそが評価の対象となる。
　さらに重要なのは、自分の経験と知識を組み合わせて独自の視点を持つことである。同じ知識を持つ学生は数多くいるが、その知識を自分なりに解釈し、新たな価値を生み出せる人は稀である。面接では暗記した内容ではなく、自分の言葉で語れる内容こそが印象に残る。知識を蓄えることは大切だが、それ以上に知識を活用する力を身につけることが就職成功の鍵となる。

A. 筆者が一番訴えたいこと（趣旨）が述べられている。
B. 本文に書かれているが、一番訴えたいことではない。
C. この本文とは関係ないことが書かれている。

設問

1. 現在の採用現場では、知識を実践に結びつける知恵が重視されている。

2. IT業界では最新技術を使って顧客の課題を解決する人材が求められている。

3. 筆者は学生時代に業界の動向や企業の歴史を暗記していた。

4. エントリーシートでは志望動機を具体的に書くことが重要である。

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編集者Yuka

2021年7月に入社し、CareerMineをはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。『玉手箱対策問題集』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行ってる。また自身もライターとして記事執筆も担当。

監修者gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。

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