趣旨判定（就職活動に関する文章）- 問題14

問題

次の文章を読み、設問1つ1つについてA・B・Cのいづれに当てはまるか答えなさい。

【自分の思いを言語化する重要性】
　就職活動において、多くの学生が苦手意識を持つのが「自分の思いを言葉にすること」である。面接で「志望動機は何ですか」と聞かれた時、頭の中にはぼんやりとした思いがあっても、それを相手に伝わる言葉として表現できずに困ってしまう。私自身も就職活動を始めた当初は、この壁に何度もぶつかった。
　ある企業の面接で、「なぜこの仕事をしたいのか」という質問に対して、「なんとなく良いと思ったから」としか答えられず、面接官に困惑された経験がある。その時初めて、自分の中にある漠然とした思いを具体的な言葉に変換する訓練の必要性を痛感した。それ以降、日記を書いたり、友人と議論したりして、自分の考えを言語化する練習を重ねた。
　思いを言語化する過程で気づいたのは、言葉にすることで自分の考えがより明確になることである。曖昧だった価値観や目標が、言葉という形を与えられることで具体性を帯び、自分自身の理解も深まった。また、相手に自分の思いを正確に伝えることができるようになり、面接での受け答えも格段に向上した。
　就職活動は自分の思いを相手に伝える場である。内定を得るためには、自分の中にある思いを適切な言葉で表現できる力が不可欠だ。

A. 筆者が一番訴えたいこと（趣旨）が述べられている。
B. 本文に書かれているが、一番訴えたいことではない。
C. この本文とは関係ないことが書かれている。

設問

1. 就職活動において、自分の思いを言語化する力が重要である。

2. 筆者は面接で志望動機について「なんとなく良いと思ったから」と答えた経験がある。

3. 言語化の練習により、自分の考えがより明確になる効果がある。

4. エントリーシートの書き方を工夫することが就職活動成功の鍵である。

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編集者Yuka

2021年7月に入社し、CareerMineをはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。『玉手箱対策問題集』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行ってる。また自身もライターとして記事執筆も担当。

監修者gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。

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