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論理的読解(自然科学系の文章)- 問題12

問題

次の文章を読み、設問1つ1つについてA・B・Cのいづれに当てはまるか答えなさい。

 光は電磁波の一種であり、可視光線として私たちの目に見える波長範囲は約380ナノメートルから780ナノメートルである。光の性質には波動性と粒子性の二重性があり、これは量子力学の基本概念の一つとして知られている。光が波として振る舞う場合、干渉や回折といった現象を示し、粒子として振る舞う場合は光子と呼ばれる粒子の性質を持つ。
 光の速度は真空中で約30万キロメートル毎秒であり、これは物理学における基本定数の一つである。光が物質中を進む際には、その物質の屈折率によって速度が変化する。例えば、水中では光の速度は真空中の約4分の3に減速し、ガラス中ではさらに遅くなる。この現象により、光が異なる媒質の境界面で屈折する現象が生じる。
 植物の光合成は、光エネルギーを化学エネルギーに変換する重要な生物学的プロセスである。葉緑体に含まれるクロロフィルが特定の波長の光を吸収し、二酸化炭素と水から糖類を合成する。この過程で酸素が副産物として放出され、地球上の生命にとって不可欠な酸素供給源となっている。光合成の効率は光の強度や波長、温度などの環境条件に大きく依存する。
 近年の光技術の発展により、レーザー光を用いた精密加工や光ファイバーを利用した高速通信が実現されている。レーザー光は単一波長で位相が揃った光であり、通常の光とは異なる特殊な性質を持つ。光ファイバー通信では、光の全反射現象を利用して信号を長距離にわたって伝送することができ、現代の情報社会を支える基盤技術となっている。
  • A. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい。
  • B. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている。
  • C. 本文の内容だけからでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない。

設問

1. 可視光線の波長範囲は約380ナノメートルから780ナノメートルである。
2. 水中では光の速度は真空中の約2分の1に減速する。
3. 光合成で生成される糖類は主にグルコースである。
4. レーザー光は単一波長で位相が揃った光である。
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author-icon編集者Yuka
2021年7月に入社し、CareerMineをはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。 以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。 『玉手箱対策問題集』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行ってる。また自身もライターとして記事執筆も担当。
author-icon監修者gen
1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。 現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。 また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。
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