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論理的読解(自然科学系の文章)- 問題21

問題

次の文章を読み、設問1つ1つについてA・B・Cのいづれに当てはまるか答えなさい。

 「言」という漢字から連想される言語の科学的研究において、言語習得と脳の関係は重要なテーマである。人間の脳には言語処理に特化した領域が存在し、特にブローカ野とウェルニッケ野が言語機能の中核を担っている。ブローカ野は左前頭葉に位置し、主に言語の産出や文法処理を司り、ウェルニッケ野は左側頭葉にあって言語理解を担当している。
 興味深いことに、言語習得には臨界期と呼ばれる重要な時期が存在する。生後数年から思春期頃までの期間において、脳の可塑性が高く、第一言語だけでなく第二言語も効率的に習得できる。この時期を過ぎると、新しい言語の習得は困難になる傾向がある。これは脳の神経回路が固定化されることと関連している。
 また、言語の多様性は人類の進化と密接に関わっている。現在世界には約7000の言語が存在するとされ、それぞれが独特の音韻体系や文法構造を持っている。言語学者は、言語の系統関係を調べることで、人類の移住パターンや文化的交流の歴史を解明している。DNA解析と言語系統の研究を組み合わせることで、より正確な人類史の復元が可能になっている。
  • A. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい。
  • B. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている。
  • C. 本文の内容だけからでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない。

設問

1. ブローカ野は左前頭葉に位置し、主に言語理解を担当している。
2. 言語習得の臨界期は生後数年から思春期頃までの期間である。
3. 現在世界に存在する言語の数は約7000である。
4. 言語習得の臨界期を過ぎると、母語話者レベルの発音習得は不可能になる。
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author-icon編集者Yuka
2021年7月に入社し、CareerMineをはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。 以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。 『玉手箱対策問題集』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行ってる。また自身もライターとして記事執筆も担当。
author-icon監修者gen
1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。 現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。 また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。
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