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論理的読解(自然科学系の文章)- 問題36

問題

次の文章を読み、設問1つ1つについてA・B・Cのいづれに当てはまるか答えなさい。

 動物の言語について、近年の研究により興味深い発見が相次いでいる。従来、言語は人間特有の能力とされてきたが、多くの動物が複雑なコミュニケーション システムを持つことが明らかになってきた。
 イルカは超音波を用いた音響コミュニケーションを行い、個体識別のための固有の「シグネチャーホイッスル」と呼ばれる音を発する。この音は人間の名前に相当する機能を持つとされ、他のイルカがこの音を模倣して特定の個体を呼び出すことも観察されている。また、イルカは文法的な規則に従って音の組み合わせを変化させることも確認されている。
 一方、蜂の言語は視覚的なダンスによって表現される。働き蜂は巣に戻ると、花の位置や距離を仲間に伝える「8の字ダンス」を行う。このダンスの角度は太陽に対する花の方向を示し、ダンスの継続時間は巣からの距離に比例する。さらに、蜂は花の種類に関する情報も羽音の振動パターンで伝達している。
 これらの発見は、動物の認知能力が従来考えられていたよりもはるかに高度であることを示している。ただし、人間の言語と動物のコミュニケーションには、抽象的概念の表現や時制の概念など、依然として大きな違いが存在することも事実である。
  • A. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい。
  • B. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている。
  • C. 本文の内容だけからでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない。

設問

1. イルカのシグネチャーホイッスルは、人間の名前と同様の個体識別機能を持っている。
2. 働き蜂の8の字ダンスでは、ダンスの継続時間が花の種類を表している。
3. 動物のコミュニケーション能力の研究により、人間と動物の認知能力の差は完全になくなったことが証明された。
4. イルカや蜂以外の動物種においても、同様に高度なコミュニケーション システムが存在している。
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author-icon編集者Yuka
2021年7月に入社し、CareerMineをはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。 以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。 『玉手箱対策問題集』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行ってる。また自身もライターとして記事執筆も担当。
author-icon監修者gen
1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。 現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。 また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。
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