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論理的読解(自然科学系の文章)- 問題38

問題

次の文章を読み、設問1つ1つについてA・B・Cのいづれに当てはまるか答えなさい。

 音の性質を理解するためには、まず音が波動現象であることを知る必要がある。音波は空気中を伝播する縦波であり、空気分子の疎密の変化によって音が伝わる。人間の耳は、この音波を検知し、脳で音として認識する精巧なシステムである。
 人間の可聴域は一般的に20ヘルツから20,000ヘルツまでとされている。この範囲内の周波数の音波のみを人間は音として聞くことができる。20ヘルツ以下の音は超低周波音、20,000ヘルツ以上の音は超音波と呼ばれ、通常は聞こえない。しかし、これらの音も物理的には存在しており、動物によっては感知できるものもある。
 音の速度は媒質によって異なる。空気中では約340メートル毎秒で伝播するが、水中では約1,500メートル毎秒、鉄などの固体中では約5,000メートル毎秒となる。これは媒質の密度と弾性によって決まる物理的性質である。音は真空中では伝播できないため、宇宙空間では音は聞こえない。
 現代技術では、超音波を医療診断や工業検査に活用している。超音波診断装置は、人体に無害な超音波を用いて内部構造を画像化する技術である。また、イルカやコウモリは自然界で超音波を使ったエコーロケーション(反響定位)によって周囲の環境を把握している。
  • A. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい。
  • B. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている。
  • C. 本文の内容だけからでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない。

設問

1. 人間の可聴域は20ヘルツから20,000ヘルツまでの範囲である。
2. 音は真空中でも伝播することができる。
3. 水中での音速は空気中での音速よりも速い。
4. 超音波診断装置は人体に有害な影響を与える可能性がある。
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author-icon編集者Yuka
2021年7月に入社し、CareerMineをはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。 以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。 『玉手箱対策問題集』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行ってる。また自身もライターとして記事執筆も担当。
author-icon監修者gen
1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。 現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。 また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。
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