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論理的読解(自然科学系の文章)- 問題40

問題

次の文章を読み、設問1つ1つについてA・B・Cのいづれに当てはまるか答えなさい。

 植物の光合成は、太陽光エネルギーを化学エネルギーに変換する地球上で最も重要な生物学的プロセスの一つである。この過程では、葉緑体内のクロロフィルが光を吸収し、二酸化炭素と水から有機物であるグルコースを作り出す。光合成の化学反応式は、6CO2 + 6H2O + 光エネルギー → C6H12O6 + 6O2 で表される。
 光合成は光反応と暗反応の二段階に分けられる。光反応では、クロロフィルが光エネルギーを吸収して水分子を分解し、酸素を放出するとともにATPとNADPHを生成する。この反応は葉緑体のチラコイド膜で行われる。一方、暗反応(カルビン回路)では、光反応で生成されたATPとNADPHを使って、二酸化炭素からグルコースを合成する。この反応は葉緑体のストロマで進行する。
 光合成の効率は温度、光の強さ、二酸化炭素濃度などの環境要因によって大きく左右される。一般的に、温度が10℃上昇すると光合成速度は約2倍になるが、35℃を超えると酵素の働きが阻害され、効率は低下する。また、光の強さが増すほど光合成速度は上昇するが、光飽和点に達すると、それ以上光を強くしても速度は上がらない。
  • A. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい。
  • B. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている。
  • C. 本文の内容だけからでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない。

設問

1. 光合成では、葉緑体のチラコイド膜で水分子が分解されて酸素が放出される。
2. 光合成の暗反応では、ストロマでATPとNADPHが生成される。
3. 温度が10℃上昇すると光合成速度は約2倍になる。
4. 植物の光合成効率は土壌の栄養状態によって大きく影響を受ける。
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author-icon編集者Yuka
2021年7月に入社し、CareerMineをはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。 以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。 『玉手箱対策問題集』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行ってる。また自身もライターとして記事執筆も担当。
author-icon監修者gen
1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。 現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。 また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。
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