tamatebakoロゴ玉手箱対策問題集

論理的読解(自然科学系の文章)- 問題23

問題

次の文章を読み、設問1つ1つについてA・B・Cのいづれに当てはまるか答えなさい。

 音は空気中を波として伝わる物理現象である。音波は縦波であり、空気分子が振動方向と同じ方向に圧縮と膨張を繰り返すことで伝播する。音の速度は温度に依存し、摂氏20度の空気中では約340メートル毎秒で伝わる。
 人間の聴覚は、外耳、中耳、内耳という三つの部分から構成されている。外耳で集められた音波は鼓膜を振動させ、中耳の小さな骨(耳小骨)がその振動を増幅する。内耳の蝸牛では、振動が電気信号に変換され、聴神経を通じて脳に伝達される。人間が聞き取れる音の周波数範囲は、一般的に20ヘルツから20,000ヘルツまでとされている。
 動物の中には、人間には聞こえない音を利用するものがある。コウモリは超音波を発して、その反射音から周囲の物体の位置や形状を把握するエコーロケーション(反響定位)を行う。一方、ゾウは20ヘルツ以下の低周波音(次音波)を使って、数キロメートル離れた仲間とコミュニケーションを取ることが知られている。
 現代の音響技術では、マイクロフォンが音波を電気信号に変換し、スピーカーが電気信号を再び音波に変換する。デジタル音響技術により、音の録音、編集、再生が高精度で可能になり、ノイズキャンセリング技術なども開発されている。
  • A. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい。
  • B. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている。
  • C. 本文の内容だけからでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない。

設問

1. 人間の聴覚器官は外耳、中耳、内耳の三つの部分から構成され、音波は最終的に内耳の蝸牛で電気信号に変換される。
2. 音波は横波であり、空気分子が振動方向と垂直な方向に振動することで伝播する。
3. コウモリのエコーロケーションは超音波を利用しており、ゾウは次音波を使って遠距離コミュニケーションを行う。
4. 音響技術の発達により、人間の可聴域を超えた超音波や次音波も録音・再生できるようになった。
模試バナー

論理的読解の他の問題

author-icon編集者Yuka
2021年7月に入社し、CareerMineをはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。 以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。 『玉手箱対策問題集』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行ってる。また自身もライターとして記事執筆も担当。
author-icon監修者gen
1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。 現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。 また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。
> メッセージを読む