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論理的読解(自然科学系の文章)- 問題39

問題

次の文章を読み、設問1つ1つについてA・B・Cのいづれに当てはまるか答えなさい。

 空気は私たちの身の回りに存在する気体の混合物であり、主に窒素約78%、酸素約21%、アルゴン約0.9%、二酸化炭素約0.04%で構成されている。この組成は地球の大気圏全体でほぼ一定であるが、高度が上がるにつれて大気圧は指数関数的に減少していく。
 大気圧の変化は、空気分子の密度と直接関係している。海面レベルでは1平方センチメートルあたり約1キログラムの重さに相当する圧力がかかっているが、高度10キロメートルの成層圏では大気圧は海面レベルの約4分の1まで減少する。この現象により、高山では呼吸が困難になったり、気圧の低下によって水の沸点が下がったりする。
 また、空気中の水蒸気量は湿度として表現され、気温が高いほど空気中に含むことができる水蒸気の量は増加する。飽和水蒸気量は温度に依存し、温度が10度上昇すると飽和水蒸気量は約2倍になる。この性質により、暖かい空気が冷却されると水蒸気が凝結し、雲や霧が形成される。
 空気の対流現象は、温度差によって引き起こされる密度の違いが原因である。暖かい空気は密度が低くなって上昇し、冷たい空気は密度が高くなって下降する。この対流により、地球上の気象現象や風の発生メカニズムが説明される。
  • A. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい。
  • B. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている。
  • C. 本文の内容だけからでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない。

設問

1. 高度10キロメートルの成層圏における大気圧は、海面レベルの大気圧の約4分の1である。
2. 空気中の主成分は酸素であり、全体の約78%を占めている。
3. 温度が10度上昇すると、空気中の飽和水蒸気量は約2倍になる。
4. 空気の対流現象は、地球の自転によるコリオリ力が主な原因となって発生している。
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author-icon編集者Yuka
2021年7月に入社し、CareerMineをはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。 以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。 『玉手箱対策問題集』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行ってる。また自身もライターとして記事執筆も担当。
author-icon監修者gen
1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。 現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。 また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。
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