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論理的読解(自然科学系の文章)- 問題15

問題

次の文章を読み、設問1つ1つについてA・B・Cのいづれに当てはまるか答えなさい。

 星の進化過程は、その質量によって大きく左右される。太陽程度の質量を持つ恒星は、主系列星として約100億年間水素を核融合でヘリウムに変換し続ける。この過程で星の内部温度は約1500万度に達し、核融合反応によって生み出されるエネルギーが星の重力収縮を支えている。
 主系列段階を終えた恒星は、中心部の水素が枯渇すると赤色巨星へと進化する。この段階では、星の外層が大きく膨張し、表面温度は低下するものの直径は数十倍から数百倍に達する。赤色巨星の中心部では、ヘリウムがさらに重い元素である炭素や酸素に核融合される。
 太陽質量程度の恒星の最終段階では、外層のガスが宇宙空間に放出されて惑星状星雲を形成し、中心部は白色矮星として残る。白色矮星は地球程度の大きさでありながら太陽の半分程度の質量を持ち、極めて高密度な天体である。一方、太陽質量の8倍以上の大質量星は、超新星爆発を起こした後、中性子星やブラックホールといったより極端な天体に進化する。
 これらの星の進化過程で生成された重元素は、超新星爆発や恒星風によって宇宙空間に散布され、次世代の星や惑星の材料となる。地球上の生命に不可欠な炭素や酸素、鉄などの元素も、かつて星の内部で作られたものである。
  • A. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい。
  • B. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている。
  • C. 本文の内容だけからでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない。

設問

1. 太陽程度の質量を持つ恒星は、主系列星として水素をヘリウムに変換する核融合反応を約100億年間続ける。
2. 赤色巨星の段階では、星の外層が収縮し、表面温度が上昇して直径が縮小する。
3. 白色矮星は地球程度の大きさでありながら、その内部では依然として核融合反応が活発に続いている。
4. 大質量星が超新星爆発を起こすためには、太陽質量の最低8倍以上の質量が必要である。
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author-icon編集者Yuka
2021年7月に入社し、CareerMineをはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。 以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。 『玉手箱対策問題集』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行ってる。また自身もライターとして記事執筆も担当。
author-icon監修者gen
1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。 現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。 また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。
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