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論理的読解(自然科学系の文章)- 問題13

問題

次の文章を読み、設問1つ1つについてA・B・Cのいづれに当てはまるか答えなさい。

 宇宙空間は完全な真空ではなく、実際には極めて薄い物質が存在している。星間物質と呼ばれるこれらの物質は、主に水素ガスと宇宙塵から構成されており、密度は1立方センチメートルあたり約1個の原子という極めて低い値である。地球の大気の密度と比較すると、約10の20乗分の1という驚異的な希薄さである。
 このような希薄な環境でも、星間物質は宇宙の進化において重要な役割を果たしている。星間ガスは重力によって収縮し、密度が高まると核融合反応が始まって新しい星が誕生する。また、古い星が爆発して超新星となる際には、その星で作られた重い元素が星間空間に放出され、次世代の星や惑星の材料となる。
 近年の観測技術の発達により、星間空間には予想以上に複雑な構造が存在することが明らかになった。高温のガスが作る泡状の構造や、低温の分子雲が織りなす繊維状の構造など、多様な形態が発見されている。これらの構造は、星の誕生や銀河の進化過程を理解する上で重要な手がかりとなっている。
 さらに、星間空間の研究は、生命の起源に関する謎解きにも貢献している。星間分子雲の中では、アミノ酸の前駆体となる有機分子が発見されており、生命の材料が宇宙空間で形成される可能性が示唆されている。このことは、地球外生命の存在可能性を考える上でも重要な発見である。
  • A. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい。
  • B. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている。
  • C. 本文の内容だけからでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない。

設問

1. 星間物質の密度は、地球の大気の密度の約10の20乗分の1である。
2. 星間ガスが収縮して新しい星が誕生する際、最初に化学反応が起こる。
3. 星間空間で発見された有機分子は、必ず地球型生命の形成につながる。
4. 超新星爆発により放出された重い元素は、次世代の星や惑星の材料となる。
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author-icon編集者Yuka
2021年7月に入社し、CareerMineをはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。 以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。 『玉手箱対策問題集』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行ってる。また自身もライターとして記事執筆も担当。
author-icon監修者gen
1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。 現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。 また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。
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