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論理的読解(自然科学系の文章)- 問題32

問題

次の文章を読み、設問1つ1つについてA・B・Cのいづれに当てはまるか答えなさい。

 物理学において、力は物体の運動状態を変化させる原因となる基本的な概念である。力の単位はニュートン(N)で表され、質量1キログラムの物体に1メートル毎秒毎秒の加速度を与える力として定義される。ニュートンの第二法則によれば、力は質量と加速度の積で表現され、F=maという式で記述される。
 日常生活で観察される力には、重力、摩擦力、弾性力、電磁気力などがある。重力は地球が物体を引きつける力であり、物体の質量に比例して大きくなる。摩擦力は接触している物体間に働く力で、物体の運動を妨げる方向に作用する。弾性力はばねなどの弾性体が変形したときに元の形に戻ろうとする力である。
 力の作用には方向性があることも重要な特徴である。力はベクトル量であり、大きさだけでなく向きも持っている。複数の力が同時に作用する場合、それらの力は合成され、合力として物体に影響を与える。力の合成は平行四辺形の法則に従い、力の向きと大きさによって結果が決まる。
 また、ニュートンの第三法則により、作用・反作用の関係が成り立つ。物体Aが物体Bに力を加えると、物体Bも物体Aに同じ大きさで逆向きの力を加える。この法則は、歩行時に地面を蹴る力と地面から受ける反発力の関係や、ロケットの推進原理などで確認できる。
  • A. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに正しい。
  • B. 本文から論理的に考えて、設問文は明らかに間違っている。
  • C. 本文の内容だけからでは、設問文が正しいか間違っているかは判断できない。

設問

1. 力の単位であるニュートンは、質量1キログラムの物体に1メートル毎秒毎秒の加速度を与える力として定義されている。
2. 摩擦力は物体の運動を促進する方向に作用する力である。
3. 力の合成において、2つの力が直角に作用する場合の合力の大きさは、各力の大きさの単純な和になる。
4. ニュートンの第三法則により、物体Aが物体Bに力を加えると、物体Bは物体Aに同じ大きさで同じ向きの力を加える。
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author-icon編集者Yuka
2021年7月に入社し、CareerMineをはじめとする就活メディアの編集を手掛ける。 以前は広告代理店でメディアプランナーとして、広告やキャンペーンの企画を担当。 『玉手箱対策問題集』では掲載している記事のチェック、編集、ライター管理、コンテンツ制作などを行ってる。また自身もライターとして記事執筆も担当。
author-icon監修者gen
1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。 現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。 また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。
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